暦で古の先人達を想う|【芒種】

暦で古の先人達を想う|【芒種】


2021

二十四節気:芒種(ぼうしゅ:6月5日~6月20日頃)

芒(のぎ)の有る穀物(稲)を植え付ける季節を意味し、
五月雨が降り続き、農家が多忙を極める季節です。

 

七十二候

初候:蟷螂生。(かまきりしょうず:6月5日~6月9日頃)

蟷螂(カマキリ)が生まれ姿を現す頃。

 

次候:腐草為蛍。(くされたれくさほたるとなる:6月10日~6月15日頃)

草が枯れた所からホタルの成虫が出てきて飛び交う頃。

 

末候:梅子黄。(うめのみきばむ:6月16日~6月20日頃)

梅の実が熟して黄色くなる頃。

因みに熟していない梅の実は、生で食べると体に悪いため、梅干しや梅酒などにしてきました。

 

この時期の行事など。

入梅(雑節):6月11日頃(芒種から数えて6日目頃)

暦上での梅雨入り。

農作業をする上で雨期を知る事はとても重要な事でした、
江戸時代に暦の上での「入梅」が設けられ、雑節のひとつとなったそうです。
梅の実が黄色く色づく頃が目安となります。

 

・6月の第3日曜日は「父の日」(2021年は6月20日)

父の日ですが、
元はアメリカのワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドによって、
提唱されたのが始まりだと言われています。

ドットの父、ウイリアム・ジャクソン・スマート氏は、
北軍の軍人として南北戦争(1861年~1865年)に召集されました。

父不在の家庭を支えて6人の子供(男5人、女1人)を育ててくれた母は、
父の復員後、過労によってこの世を去ってしまいました。

父は残された子どもたちのために懸命に働き、
戦後の大変な時代にもかかわらず、男手ひとつで6人の子を立派に育てあげてくれました。

そんな父の姿を見て育った末っ子ドットが、
父を称えて「父の日」を提唱し、父の誕生月にあたる6月に「父の日」ができました。

 

因みに
母の日は1914年に当時のアメリカ大統領ウイルソンが、
5月の第2日曜日を「母の日」と制定し国民の祝日となりました。

 

この時期の旬のもの。(食べ物・花・など)

・鮎
・枝豆
・梅
・アジサイ
・ホタルブクロ など。

 

 

 



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