暦で古の先人達を想う|【啓蟄】

暦で古の先人達を想う|【啓蟄】

 

2023

二十四節気:啓蟄(けいちつ:3月6日~3月20日頃)

土の中で冬ごもりをしていた虫が地面の上に顔を出し、
桃の花のつぼみがほころび、さなぎが羽化して蝶になりヒラヒラと舞い始める頃。

 

七十二候

初候:蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく:3月6日~3月10日頃)

冬籠りの虫が出て来る頃。

 

次候:桃始笑(ももはじめてさく:3月11日~3月15日頃)

桃の花が咲き始める頃。

 

末候:菜虫蝶化(なむしちょうとかす:3月16日~3月20日頃)

さなぎが羽化して蝶になり羽ばたく頃。

 

この時期の行事など。

・「十六団子の日」


春に「農事の神様(田の神様)」が「種子」を持って「山から降りてくる日」が3月16日とされています。

その時に杵臼の音を聞いて降りて来ると言われている為、この日に杵臼で餅をついて、

神様の移動日が16日である事から16個のお団子をつくりお供えしたそうです。

尚、秋の11月16日には神様が「山に帰る日」とされ、この日も同じように十六団子をお供えします。

 

・「菰巻き」と「菰はずし」

マツカレハ等の害虫から松を守るため、
松の幹に藁でできた「菰(こも):藁で作ったむしろ」を巻き付けます。
そして、春になって菰をはずす事を「菰はずし」と呼ばれています。
この菰はずしを、啓蟄の恒例行事にしているところが多い様です。
ご近所の公園等で見かけるかもしれないですね。

 

この時期の旬のもの。(食べ物・花・など)

・八朔(はっさく)
・苺
・わらび
・白木蓮(ハクモクレン)
・菜の花

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