暦で古の先人達を想うブログ|【立秋】

暦で古の先人達を想うブログ|【立秋】

暦(2019年)

暦は、季節の移り変わりを1年単位の周期でとらえ、月・週などの単位で体系づけたカレンダーで、旬なもの農業や漁業、俳句や書画、運勢占いなどが密接に関わり、古の先人達の人生を想い馳せる事が出来ます。そんな暦を雑学向上の為にブログにしたいと思います。

★二十四節気(にじゅうしせっき):一年を四季毎に六等分して季節を決めた暦。(立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒)

★七十二候(しちじゅうにこう):二十四節気をさらに約5日毎に分割。季節の変化をさらにきめ細かくとらえて農事に生かしたそうです。

立秋

 

●二十四節気:立秋(りっしゅう:8月7日~8月22日頃)

秋の始まりを意味します。

まだ残暑が厳しい時期ですが、暦上では秋に入り、お盆明け頃には少しずつ秋の気配が感じられます。立秋を境に季節の挨拶は「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に変わります。

 

●七十二候

・初候:涼風至る(りょうふういたる:8月7日~8月11日頃)

涼しい風が吹き始め、この頃から秋の気配を感じ始める頃。

・次候:寒蝉鳴く(ひぐらしなく:8月12日~8月16日頃)

ヒグラシが鳴き始め、そろそろ夏の終わりを感じ始める頃。

・末候:蒙霧升降す(のうむしょうこうす:8月17日~8月22日頃)

霧がたちこめる頃。

 

●この時期の行事など。

・お盆(盂蘭盆会:うらぼんえ)
先祖の霊を迎える日(旧暦の7月15日)。その起源はインドにあります。

仏教の開祖であるお釈迦様の弟子で目連(もくれん)という方の母は、欲深い人で亡くなると地獄に落ちてしまいます。そして目連は神通力で母が地獄で逆さ吊りにされて苦しんでいると知りました。

母を救いたいと願う目連は、お釈迦様に相談した所、「夏の修行が終わった7月15日(旧暦)に僧侶を招き、多くの供物をささげて供養すれば母を救う事ができる。」と言われました。

目連はその教え通りに行った所、その功徳により、母親は極楽往生が遂げられ無事成仏でき、これが後に「盂蘭盆会」→「お盆」の行事になっていったと言われております。

 

●この時期の旬のもの。(食べ物・花・など)

・トウモロコシ
・桃
・枝豆
・スイカ など

・ひまわり
・つゆくさ
・百日紅(さるすべり)
・朝顔
・ホウセンカ など



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