二十四節気:冬至(とうじ:12月21日~1月4日頃)
1年で最も昼が短く、夜が長い頃となります。
冬至の事を「陰が極まり再び陽にかえる日」という意味で、
「一陽来復(いちようらいふく)」の日ともいいます。
この日を境にして運気も上昇するとされていて
悪い事が続いても運気が回復し
良い方向に向かて行くという意味も込められています。
また冬至には、「ん」がつく「運盛り」の「かぼちゃ」を食べ、
「ゆず湯」に入り禊をし、無病息災を願う風習があります。
運盛りの食べものに「ん」が2つつけば「運」も倍増すると考え、
それらの7種を「冬至の七種(ななくさ)」と呼ぶことがあります。
【冬至の七種】
・なんきん:南京(かぼちゃのこと)、・れんこん:蓮根、・にんじん:人参
・ぎんなん:銀杏、・きんかん:金柑、・かんてん:寒天、・うんどん:饂飩(うどんのこと)
七十二候
・初候:乃東生(なつかれくさしょうず:12月21日~12月25日頃)
靭草(うつぼぐさ)の芽が出る頃。
・次候:麋角解(さわしかのつのおつる:12月26日~12月30日頃)
大鹿の角が落ちて生え変わる頃。
・末候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる:12月31日~1月4日頃)
雪の下から麦の芽が出てくる頃。
この時期の行事など。
・「年神様」と「お正月」(1月1日)
お正月は一年の最初の月の事ですが、
年神様(としがみさま)をお迎えする行事となります。
年末に煤払いや門松・しめ飾りを飾って準備をするのは
その為の準備となります。
年神様は、新年の神様で「正月様」や「歳徳神(としとくじん」
ともいうそうです。
年の初めにその年の作物が豊かに実る様また、
家族みんなに幸せをもたらす為に、
高い山から降臨してくると考えられていたそうです。
そして、年神様は正月の間、各々の家に滞在されます。
年神様が降臨するのは「元旦(1月1日の朝)」となるそうですので、
初日の出を拝み年神様をお迎えしましょう。
この時期の旬のもの。(食べ物・花・など)
・ゆず
・黒豆
・鮪(まぐろ)
・年越し蕎麦
・おせち料理 など。