暦で古の先人達を想う|【大寒】

暦で古の先人達を想う|【大寒】



2023

二十四節気:大寒(だいかん:1月20日~2月3日頃)

寒さの絶頂期で、
極寒の辛苦に悩まされますが、
ふきのとうが出始め、
春の足音が聞こえてきそうな季節です。

七十二候

・初候:欵冬華(ふきのはなさく:1月20日~1月24日頃)

凍てついた地面に蕗(ふき)の花が咲き始める頃。
地面には雪が積もり、強い寒さが襲ってくる時期ですが、
草花は春に向けて着実に動き出しています。

 

・次候:水沢腹堅(さわみずこおりつめる:1月25日~1月29日頃)

沢の水が氷となり、厚く張りつめる頃。
この時期に、一年での最低気温の記録がでることが多く、
氷点下に達する地域も多くみられます。

 

・末候:雞始乳(にわとりはじめてとやにつく:1月30日~2月3日頃)

鶏が春の気を感じ、たまごを産み始める頃。
日照時間が長くなるにつれ、産卵率が上がっていくため、
春から夏にかけてたくさん卵を産みます。

 

この時期の行事など。

「節分」

節分とは立春、立夏、立秋、立冬の前の日のことですが、
日本では室町時代のころから「春の節分」が重視され、
節分と言えば立春の前の日を指すようになりました。

この節分の日が大寒の最終日となります。
立春の前日は「季節を分ける」という意味があります。

季節の変わり目には鬼がでるといわれた事から、
「鬼は外!、福は内!」と豆をまく慣わしや、
柊(ひいらぎ)と鰯(いわし)の頭を玄関に飾る習慣ができました。

なぜ豆なのかというと悪鬼を
「摩滅(まめつ)」するの「摩滅」と豆の音が似ているからだそうです。

 

この時期の旬のもの。(食べ物・花・など)


南天
鰤(ぶり)
金柑(きんかん)
牛蒡(ごぼう)




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